スノービーチという木でカッティングボードをつくってみた!

スノービーチのカッティングボードとBOSCH

はじめてのカッティングボード

NiiMoでは主に職人と職人をつないで新しい時代のモノづくりを目指しています。
しかし、自分自身もモノづくりを体験して、実に楽しい。そこで、実際にカッティングボードを作ってみようと思ったのがきっかけだ。

さて、なぜカッティングボードを選んだかと言うと、理由はただ一つ!これしか作れないからだ。
道具はトリマーとサンダー、そして商品開発で余ったスノービーチという雪国のブナの木材。

カッティングボードを実際につくってみる。

サンダーで角を面取りしてランダムサンダーで研磨するだけ。
使っている工具メーカーはBOSCH。これを選んだ理由は、おしゃれ、緑が好きという2点。
しかし実際に使ってみるととても使いやすいので、一応おすすめしておく。

つくったカッティングボードを実際に使ってみる

今回は3種類の大きさをつくったのだが、そのうちの2種類を紹介する。
厚み1cmほど。木の本来の素材を活かすために、木のカタチに逆らわず、あくまで自然の形にしている。

そして2つ目は厚み3cmとかなり大きめのサイズ。最初はまな板と考えていたが、素材はスノービーチで硬く、重量もあるため、カッティングボードとして採用。
こちらもあくまでシンプルに木の形を利用してつくっている。

素材~スノービーチとは~

素材:スノービーチ(雪国のブナ)

大白川のスノービーチ

雪国で育つブナをスノービーチと言っている。
特徴はきめ細かな木目、ツルツルとした質感、白く美しい、硬い、重厚感のある重みなどが上げられる。
市場に出回るブナ材はほとんどが海外の輸入材だが、NiiMoでは、スノービーチに魅力を感じ、商品開発を行っている。
決して安い材料ではないが、やはり雪国で育った木は良質だ。

産地:魚沼市大白川

大白川駅

NiiMoの携わる大白川のメープルプロジェクトで頻繁に紹介をしている大白川のスノービーチを使っている。
なぜ、大白川かと言うと、新潟県のブナは、そのほとんどが原生林に生えているため、国有林、山奥、など多くの理由から間伐がむずかしい。
しかしながら、大白川は村の人々が昔から大切に護っているブナ林が道からほど近い山にある。
もちろん、むやみやたらに切るわけではない、ブナ林を護るために必要な間伐を行っている。

乾燥:株式会社志田材木店(新潟県長岡市)

志田喜弘

大白川のスノービーチは新潟県長岡市にある【株式会社志田材木店】で乾燥、製材される。
ブナの乾燥は難しいため、知識と技術が必要だ。

その他:商品開発に使っていたスノービーチの余りを利用

スノービーチ 運ぶ 納品 無垢材

以前、試作用に一本購入したスノービーチが少し余ったので、それを利用して、今回のカッティングボードをつくっている。
先ほども述べたが、安い材料ではなく、貴重なものなので、余すことなく使うのが目的だ。

実際にスノービーチでつくった作品

ここからは少し写真で実際に私がスノービーチでつくった作品の写真を紹介する。
素人の作品であるため、そこまでの期待はせず、見ていただきたい。

上と下は無塗装、真ん中のカッティングボードは越顔でも使用している天然オイルを塗装している。
形はとにかく【木】本来の魅力を伝えるために人工的なカッティングは最小限におさえ、ほぼサンダーで研磨して出来ている。

食材を実際にカッティングボードに置いてみると、スノービーチは白いため、素材(今回はサラダ)が引き立つ。
余談ではあるが、このサラダの入っているグラスは新潟県新潟市秋葉区にある【秋葉硝子】の泡黄金という作品。

木目、色ともに最高品質だ。これは私の技術ではなく、スノービーチが良いからである。

画像が本ブログで重複してしまったが、トーストやコーヒーなど、それぞれの素材が引き立つ。
それはスノービーチの強すぎない木目、白さのためではないだろうか。

今後のスノービーチの行方

さて、先ほども話したが、スノービーチはとても貴重な木である。
なぜなら、山を護りながら切るため、むやみに間伐はできず、数量が少ない。
次に間伐ができる山側の人手不足だ。大白川生産森林組合の住安さんに聞いたところ「木材を売る場所が多くても、山に人がいなければ運び出せない。」ということだそうだ。
そこで、こうした問題を解決するために新潟県、魚沼市、新潟大学、材木店、森林組合などが集まり、取り組んでいる。

2月20日に志田材木店で開かれた第三回目の木材活用会議の様子。

スノービーチを使った試作品などの紹介や間伐方法、木材の必要量、情報発信等多くの議題が話し合われる。
まだまだ未知数の素材だけに今後、日本の林業を担う木になるかもしれない。

まとめ

スノービーチでカッティングボードをつくってみた!というタイトルでしたが、ブログを書いていましたら、手が止まらなくなってしまい、少しだけスノービーチという雪国のブナについて触れてみました。
素材は言うまでもなく、高品質で素人の私がつくったカッティングボードですら、なかなかの作品に仕上がる(もちろんプロフェッショナルの方々のものとは比べものになりません。)。
今回は商品販売が目的ではなく、実際に自分自身もモノづくりをしてみたかった、そしてそこから楽しさやモノづくりのヒントを得ることができました。
今後、スノービーチを使った商品開発、販売をする上で、皆様に少しでもスノービーチを知っていただきたいと考えております。
そんなこんなで、試作品、どこかのお店で実際に使ってみてもらえたら嬉しいです。大切に使っていただける方、そしてこのカッティングボードでスノービーチを少しでも広めていただける方、ご連絡ください。