その木どこの木、気にならない木!木に無らないと書いて何て読む!?

国産ブナの間伐作業

こんにちは、NiiMoのShikagoです!

正解は【橅】ブナと読みます。
ちなみに漢字検定対象外の漢字だそうですw

余談ですが、橅という漢字は日本独自のものらしく、意味は木材として価値が無い木=橅となったのが語源だそうです。

そこで今回は僕が徹底的に橅を価値のある木材だということを伝え、橅→栯という漢字にしたいと思いますw

ちなみに「栯」と書いて「にわうめ」と読むそうで、インターネットで調べても意味は分かりませんでしたwww

橅ってどんな木!?気になる木!

大白川のスノービーチ

僕がブナを木材として見て、加工した印象は5つ

①白い
②ツルツル
③硬い
④重い
⑤狂う

白くてツルツル!なんだか、新潟美人の肌を連想するような言葉ですが、、、とりあえず言葉で説明するのはむずかしいので動画に頼ります。

これ、無垢材です!ヤスリで磨いただけでツルツル、ピカピカ、テカテカ!個人的には「すげぇ!」って感じですけど、みなさんはどうでしょうか?
硬い!重い!は言い換えると重厚感、高級感というイメージに例えると分かりやすいと思います。
あとは実際に製品化されたものを手にとって実感してみてください!

そして⑤の「狂う」というのは、木、無垢材は常に呼吸、伸縮を繰り返しているため、ブナに限らず曲がったり、反ったりします。
この性質を活かして、木を曲げて使う「曲げ木」の商品は北欧の家具などにブナの木がよく使われています。

デンマークの会社「CARL HANSEN & SON」のブナ製品が分かりやすいかな?とりあえず、ここの家具めちゃくちゃ格好良い(笑)
ブナは扱いが難しいとされる木ですが、美しい家具をつくれるということは北欧が証明しています。

新潟県内では「JAPAN INTERIOR STYLE sin」という家具屋さんが魚沼産のブナを使った家具をつくっています!

木を切る悪いイメージは間違い!メリットだらけの間伐!

上の写真を見るとなんだか、森を壊している感じがしませんか?

今の日本でそんなことをしていたら、大問題w

山や森も人と一緒で手入れをしないと枯れていくんですよ。実際に今、問題となっているのは、山で木を切る人達が少なくなったため、各地で自然が壊れ始めているそうです。

ではなぜ、自然破壊的イメージが定着してしまったのでしょうか?

森林破壊の写真

良くメディアで取り上げられる木の伐採は海外でのことです。海外では過度の森林伐採や違法に木を切ることで実際に自然破壊がおきています。

例えばブラジルでは2016年には前年より29%もアマゾンの森林面積が減少したらしい。。。どうやったら、あんなに大きな国でそんなに木を切れるんだ?と思いますが、そのほとんどは家畜や農作物の栽培のためらしいです。

「どんだけ肉やら飯を食うんだ!!!」と言いたくなる。

本の一例でしたが、こうした悪いイメージがメディアにより定着したことが「木を切る=自然破壊」として定着した背景があるそうです。

大白川の美人林

しかし逆はどうでしょうか?木を切らないで、そのまま山や森をほったらかしにすると。。。

今では林業が栄えず、木を切る人も少なくなったため、山や森が光が入らず、土に草木が生えず、枯れています。そして最悪の結果は地盤が軟弱になり災害を引き起こした地域もあります。

ここで伝えたいことは、適切な間伐、森林整備によって自然をまもらなくてはいけない!ということ。

余談ですが、木はある一定の大きさになると二酸化炭素を多く排出するため、こうした木も必要な間伐になります。この話はまた後日!

さて、ここからが実は今回のブログの本題!

今回の木の間伐は森をまもり、経済効果を図って自然と人が共生する雪国の新たな産業になる「スノービーチプロジェクト」

雪の海?と連想させる名前ですが日本語でSNOW=雪、BEECH=ブナになります。

この名前は新潟大学の神谷智彦名誉教授(写真下)が命名されました。名前のセンスが良すぎて、こりゃあ、新たな雪国ブランドになること間違いないですね!

新潟大学、紙谷智彦名誉教授

では、このスノービーチプロジェクトとはどういったものなのか?

任せてください。今日のお題は木の価値が無いと言われる【橅】にどれだけ魅力がつまっているかをお伝えすることが僕に課せられた使命ですw

SNOW BEECHとは?

snowbeechの原木

先ほども伝えましたが、雪の海という意味ではなく「雪国ブナ」という意味ですwまぁ、新潟県は冬になれば雪ばかりなので、あながち間違いではないんですが。

日本は輸入大国で木材もその一つ!しかし、木の間伐や違法伐採の取り締まりの強化により木材が高騰しています。

こうした流れから新潟県では主に建築材に使用される杉の品質管理を行って越後杉という木材ブランドに力を入れて林業に力を入れています。

そうです。NiiMoの製品で使われている【越顔】も越後杉を使用しています!

ここで国内産の木材が市場で流通するメリットをお伝えします。

①山奥の村にお金が入る。

②産業発展により雇用がうまれ、木を切る人が増える。

③村に住む人が増える

④森林整備が行われるため、森が生きかえる。

⑤綺麗な森を見に来る観光客が来る。

⑥新たな産業ができる。

⑦建築や木工品などの価格が安定する。

上記①~⑦の流れはほんの一部分で他にも多くのメリットがあります。

メリットがあるならデメリットもあるでしょ⁉と言いたくなりますが、、、マジで思い当たらないw
もしデメリットがあれば、改善するヒントになるので、是非コメントください!

ブログを書いていて、今気が付いたのだが、伝えたいことがあり過ぎて、SNOWBEECHについて全然書いていないw

さっそく、、、

SNOWBEECHは新潟県からはじまり多くの雪国の林業を救うプロジェクトです。

第一回大白川スノービーチプロジェクト

約3年前に紙谷先生が中心となりはじめたプロジェクトで、ようやく大規模な間伐と製材作業に辿り着きました。

日本の山奥の村、林業では針葉樹(主に杉や松)を育てて建築材として使用されています。しかし、針葉樹だけでは価格も安く、本当の意味での森林整備は行えません。

そこで、原生林や二次林を活用して森と人の共生、経済効果を図るプロジェクトがスノービーチです。

ん~。。。なんだか表現が評論家っぽくて分かりにくいw

簡単に言えば、雪国のブナを間伐して商品にすることで、山奥の村や林業にお金が入って新たな産業がうまれる!ついでに森林整備ができるので、山や森をまもることができる!ということです。

要は上記でお伝えした①~⑦のメリットがうまれるということ。

これがSNOWBEECH目的です。しかし目的だけでは、地域の特徴などローカルを伝えることができない。

では、SNOWBEECH魅力とは?

SNOWBEECHの魅力

真っ白なスノービーチの無垢材

名前から分かるように、SNOWBEECHとは雪国のブナです。(このブログで何回言うんだという感じですねw)

豪雪地帯、寒い環境で育てられたブナは輸入されたブナとは木の色合いや芯が違います。

海外のブナで輸入されるブナは偽心材(ぎしんざい)と言われる木の芯が茶色のものはほとんどありません。

しばしば偽心材がないものを「シロブナ」、偽心材があるものを「アカブナ」なんて呼び方もするようです。

偽心材、シロブナ、アカブナ

以下「シロブナ」「アカブナ」で分かりやすく説明しようw

その前に一言。。。偽る心(笑)ほかになんか良い名前なかったんかなw

これが雪国のブナの特徴の一つで、シロブナもアカブナも使えるのは大きなメリットの1つ!

同じブナでも2種類のデザイン性を持つということは多様性がうまれるので、用途が増える。

僕としては、「シロブナ」「アカブナ」そしてその2つが板にしたときに入っているハイブリットの3種類を使いたいですね。

これだけで3種類のデザインがプロダクトとして開発できる!

次に上げられるSNOWBEECHならではの【こだわり】ですが、これは地域を活かす取り組みでもある。

写真をいくつか見てもらうと分かりますが、間伐の時に番号をつけて、その後、製材した一枚一枚の板にも番号が振られています。

ぶっちゃけて言うと、この作業がめちゃくちゃ大変!なのですが、めちゃくちゃおもしろい取り組み!と先にお伝えします。

この作業によって、「どの地域で」「どこに生えてた木で」「その木のどこの部分」ということが分かります。

ここで少し分かりやすくどんな効果が生まれるかお伝えします。

「この商品は魚沼市大白川のこのポイントで間伐された木の2番木の3枚目からつくられたプロダクトです。」

もちろん商品説明のときなどに、そこまで必要としないかもしれませんが、説明できるのとできないのとではストーリーが違います。

もし興味がある方がいれば、自分の購入したプロダクトに愛着が増しますし、もしかしたら現地まで足を運ぶ可能性があります。

僕自身の考えですが、これにより観光の一つにもなるのではないかと考えています。

そこで先ほど伝えた、森林整備を活かし、綺麗な森を観光資源として多くの人が地域に訪れることで村に飲食店などの産業も生まれる可能性があるのではないでしょうか。

実際に新潟県十日町市の美人林は不便な場所に位置するにも関わらず、多くの観光客でにぎわいます。

こうした地域の特徴ある木材、こだわり、取り組みを詰め込んだブナがSNOWBEECHです!

現場に潜入!実際に見て感じたこと

NiiMoでは常に現地を訪れ、そこから得られる情報や経験をもとに製品開発に取り組んでいます。

「百聞は一見に如かず」というやつです!

そこで、今回は7月30日に大白川で行われたSNOWBEECHの間伐と8月6日に長岡市の志田材木店での製材作業見に行きました!

近くで見ると大迫力!林業の方々でないと普段はあまり見る機会が少ない木の間伐ですので、とても良いものを見ることができました。

僕自身も木を切るってことについて、あまり良いイメージはなかったですし、実際の間伐現場を見ても「木が痛そう~」なんて感じながら見てました。

それでも、SNOWBEECHプロジェクトは見た目ではなく、しっかり管理をしながら、森をまもるプロジェクト!

今回の間伐された現場を何十年後にまた見に来るのが楽しみになりました。

間伐された木材は新潟県長岡市の志田材木店で製材と乾燥をします。

志田材木店とスノービーチプロジェクトのメンバーが力を併せて作業を行っていますが、製材現場をみて改めて思ったことは、木が製品化されるまでかなりの時間と労力がかかると実感。

そしてSNOWBEECHは一枚一枚に番号がつけられているため、他の木材よりも何倍もの手間がかかっている。

自然をまもるために研究と取り組みが成された新潟の新たな木材ブランドSNOWBEECHがこれから市場に出るのが楽しみです!

よし!僕も気合を入れて、新商品の開発に取り組みます!

ブナの木は製材後も傷みやすいため、すぐに乾燥窯へ入れて約1~2ヵ月ほど様子を見ながら乾燥されるとのこと。

予定では9月中旬~10月初旬の予定。

今回は試験的な間伐や乾燥のため、量は多くないですが、10月に大規模なSNOWBEECHプロジェクトを行う予定。

GALLERY~SNOWBBECHの間伐と製材現場~

スノービーチの間伐現場 国産ブナの間伐 新潟大学紙谷智彦名誉教授 スノービーチの間伐 志田材木店 スノービーチの板材 スノービーチの管理

まとめ

今回、スノービーチの間伐、製材作業を実際に見ましたが、改めて「魅力の詰まった木だな」と思いました。

木の質はもちろん良いのですが、それ以外にも偽心材が入っている、北欧のブナに比べて白いなどの地域の特徴がある木材。

そして自然をまもり、人と自然が共生をできる今回のプロジェクトは観光や林業を支える経済効果の発展にもつながります。

僕は良いことも悪いこともブログで伝えたい!と思っていますが、スノービーチプロジェクトについては、まだ1つもデメリットがありません。

この木を使った新しい製品開発とプロジェクトをNiiMoでも実行していきたいと思っておりますので、是非よろしくお願いします。

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国産ブナの間伐作業

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